作業するときは明るく、寝る前は暗く、それぞれに照明器具を準備するのも面倒だし大変です。照明作家としては、本当はそういう使い分けを提案して、快適な空間に仕上げてほしいです。
とにかく、作業するときは明るく寝る前は暗く的なことがしたい。
調光できればひとつの照明で全部済んでしまうとまでは言いませんが、快適性が上がるのは間違いありませんね。
そんな方法、というか道具のご紹介です。
調光器対応の電球
壁スイッチなど、調光器がもうある方向けです。
調光器対応の電球って、25W型などの暗めの電球はありません。60W型や50W型などある程度明るいのを暗くできるという感じです。
LED電球の調光器対応は結構少なくて探すのが難しい。
調光が「できる」電球
リモコン付き電球(みたいな感じ)
LED電球2個分くらいの価格で、電球自体が調光できる電球があります。ただ、これはあまり良いメーカー品がなくて…ご紹介は控えますが「調光 電球」で検索!(↼このリンクでそのまま検索できます)すると、リモコン付きの電球がとてもお安く買えます。すごい。
スマート電球(アレクサとかAI対応)
私個人は、スマート電球はTP-LinkのTapoを使用しています。スイッチがない場所で使用しています。その他、スイッチが遠いとか、スケジュールしたいとか、外にいるときに防犯用とか、そういったときに使うと便利です。スマート電球はWi-Fiで接続するのですが、Tapoは時々接続が不安定になるクセを感じます。再起動すれば直りますが。まぁ必要十分といったところです。
評判が良さそうなのはフィリップスのHueですね。いろんな種類があるので、好みに合わせて選択することになります。基本的には「ホワイトグラデーション」で必要な最大の明るさを選べばOKです。ホワイトグラデーションは明るさと電球の色(白っぽい〜黄色っぽい色)の調整がアプリやアレクサなどで可能です。ちょっとお値段しますが、質感も高さそうです。
調光器をこれから付ける
利便性があり、気軽なのはリモコン付きの電球でしょう。でも、やはり耐久性などを考えると、スイッチは別で取り付ける方が信頼性の高い手段だと思います。
というわけで壁スイッチはいかがですか。電気工事士さんが必要ですが・・・。
スマート電球Philips Hueのスマートリモコンもあります。
壁にも付けられるし、手元やデスクに置いておくこともできます。
調光を考えているお客様へ・まとめ
電球はただ明るいだけでなく、ソファに座り心地があるように、灯りの質というものがあります。私たちのような照明器具を作っている人たちは、与えられた電球の灯りの方向を制御して質を高めます。もう一つ「質」があって電球が放っている光そのものも良い悪いがあります。
まだ私は調光用の電球の灯りの質を完全に信頼はしていません。
なので、調光が必要な場所、そうでない場所を切り分けて使用することをオススメします。
普通のLED電球も良いですよ
オススメの電球の条件
- 全方向タイプ(灯りの角度が260°以上)
- 国内主要メーカー
- 実際に私自身が購入して試したもの
すっごくオススメ。パナソニック新製品「プレミアX」・新色の温白色・Ra値90の高演色・5年保証
すっごい安いけど、ちゃんと5年保証付きです。色は電球色でもちょっと白い。(気にならない程度です)
状況は限定されるけど、良いやつを探すのが面倒な電球。
オススメの電球の条件
- 全方向タイプ・広配光タイプ
- 国内主要メーカー
- 実際に私自身が購入して試したもの
性能は前型プレミアよりもかなり上がっていて、進化の感じられる「X」。新色の温白色・Ra値90の高演色・5年保証。すっごくオススメ。
必要十分な性能と信頼性。前型ですが、型落ちなんて気にせず使っていいと思います。温白色はありません。当然5年保証。新型のプレミアX発売からかなり経過したので旧型が安いかどうかはタイミング次第です。
とにかく安さ重視で、ある程度信頼性を確保したい。性能面では妥協できる。そんな方にはオススメです。いや、性能面とか偉そうに言ってますが、普通には気付かないレベルなので、基本的には問題ないです。
アイリスのフィラメント風のLED電球はナカオランプの展示でも使用していますが、結構可愛らしくて好きです。